夫の匂いのしない家庭の中で、母親はいったいどんな目で自分の子供を見ているのだろうか?もも子は、最近、実の息子の仁が男っぽくなったのに気付く。当然、その思いは日増しに強くなり、今では息子の若い肉体にすら興味を抱くようになってしまった。そんなもも子はある日、息子仁の部屋で自慰の後始末をしたティッシュを見つける。そしてこの物語は、ここから始まった。ティッシュをそっと鼻に近づけ、若い雄の匂いを嗅ぎ、自らの指で慰めるもも子。しかし、行為はこれだけで済まなかったのだ。偶然にも見つけた男性雑誌をネタに、実の息子を無理矢理に犯す母もも子。牝という獣に化したもも子はまるで発情期を迎えた様に、仁の体の隅々にまで舌を這わしていく。それは夫との情交を息子に重ね合わせるように…。しかし、本当は望んでいたのは、母親だけではなかった。一度母親の熟れ切った女の肉体の味を覚えた息子は、毎日のようにそれを求め始める。「もういけない!これ以上は…」頭では理解していても体が言う事を聞かない母親は、自然と息子の行為を受け入れてしまう。続く毎日の獣達の生殖行為は禁断の実を口にしてしまった親子が歩き続ける終りのない旅でもある。
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