閑静なる住宅街。そこに佇む一軒の平屋建て。決して裕福そうには見えない、築40年の、和風家屋。裏庭。開放された縁側。腰掛けている女性。悲哀の巨乳母、伊集院茜。何やら浮かない表情で、ハァとため息を吐いている。縁側の伊集院。手には、ほうきとちりとり。庭の掃き掃除をしたいのだろう。されど、縁側に腰掛けたまま、困り顔で、ため息を吐いている。その理由。ため息の理由。立ち上がれない理由。彼女の背後に息子ミノル。彼が、背後から「揉んでいる」。母の乳房を、無言で、うなじに顔をうずめながら、ハァハァと、揉んでいる。
|