【壱話】私立兼継学園に通う万城ヶ原いまり。校内どころか、ご近所でも知らない人がいないほどの、生徒会長の中の生徒会長。そんな彼女にはひとつの悩みがあった。ある日出会った一匹の海老。その日以来不思議な能力を持つようになってしまう。同じクラスの摩羅々木暦はいまりの力になれるかもしれないと、一人の男を紹介する。その男性は海老について知っているようだが…。【弐話】摩羅々木暦に紹介された男、芳野。いまりは芳野の指示に従い海老の力を取り除くことにする。体を清め、再び芳野のもとに訪れた先で現れたのはあの時出会った一匹の海老だった。しかし海老は話をするどころか、いまりに危害を加えてきた。果たしていまりは海老と決別することができるのか?
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