どうして秋田出身の女性と言うのは透き通る様な美肌で魅力的な身体つきそして悩ましさを兼ね揃えた美しい女性が多いのだろうか? 彼女はとある夢を抱え上京してきた女の子。 しかし上京する条件として長女の彼女は身内との約束で女子大を卒業するまでに夢が叶わなかったら田舎特有の諸事情で実家に戻り家を継がなくてはならなかった。
北国で育っていない僕からしてみれば、この令和の時代そんな事で実家に戻らなければいけないとは・・・なんとも気の毒というか不憫というか。 その事実は変えられないのでどうしようもないが、彼女と繋がれなくなるのだけはどうしても僕の中で許し難く納得のいかない事だった。
そうなってしまう前に最後に関係を迫ると今までの彼女とは違い素っ気なく断られてしまった。 あの「美貌の味」を知っているだけに僕は諦められない日々が悶々と続いた。
・・・。 今後の彼女との関係の事も色々考えたが、もう2度と会えない気がして最後に彼女と繋がりたいと思う気持ちが勝り僕は最後の手段を使う事にした。 それしか彼女に会う手立ては僕にはなかった。 どうしても諦められない僕は「個人的な思い出の記録」として残していた彼女と初めて繋がった日のあの記録。
この記録を実家に送ってもいいですか?
と電話で彼女に伝えると妙な間が数秒続き、その後全てを悟ったかのように僕と会う事を承諾した。 条件をつけて。
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