彼女は僕の教え子で、素朴で純情な可愛い女の子。 普段の講義中、落ち込んでるのかと心配になるくらい引っ込み思案・・というえば言えばいいのか内気な彼女。 時折、僕に何かを訴える様な目で見つめてくる事があったがその意図を組めずにいた。
休み時間などは周囲の流行には興味がないのか、スマホを見ることもなく物静かに過ごしているようだ。 三者面談でも声を発することはなく質問にはただ頷くだけのような・・。 そのせいか、何かと気にかけていた女の子の一人だった。
ある日そんな彼女を心配し、面談をした時の事・・・
誰もいない2人きりの空間になると急に明るい表情になり身の上話などをしてくる彼女。 聞けば極度の社交恐怖症との事。
出席順なんかは「あ行」から始まる苗字なので早く呼ばれるのが嫌だとかニコニコと僕に話してくれた。 普段のイメージからは全く真逆の彼女で少し安心した僕がいたが
|