人は誰しも幸せになりたいと思うものである。そしてそれと同時に、人は幸せを求めて日々もがいている。そうしていると、ふとこんなことを考えたりはしないだろうか。「幸せって、どこにあるんだろう」。今回登場する女の子は、そんな疑問に、ちょっとだけヒントをくれるかもしれない……そんな娘です。彼女の名前はナナ。そして彼女は自らをこう呼んでいる。「いい気分・ナナ」と。コンビニで働くナナはいつも元気いっぱい、笑顔の明るい女の子だ。彼女の笑顔目当てでコンビニへ足を運ぶ客も少なくない。しかしその笑顔は、元々備わっていたものではなかった。星よりも眩しいその笑顔を作ったのは、彼女の暗い過去……。父親が経営していた法律事務所が経営不振になり、父親はプレッシャーとストレスに耐えかね毎日酒浸り。あっという間に家は借金地獄に見舞われた。時折暴力さえ振るう父親を、母親はめげることなく励まし続けた。当時は心は荒みきっていたナナは母に訪ねた。「どうしてそんな無駄なこと続けるの？」と。痣だらけの顔に笑顔を浮かべ、母親はこう答えた「だって、かけがえのない家族ですもの。最後まで見捨てることなんてしないわ」。幼心に母親の懐の深さと芯の強さに感動したナナは決めた。自分も強くなろう、何があったって「自分はいつでもいい気分だ」と言い聞かせ、常に笑顔でいよう、と……。それからナナは母親と一緒になって父を支え、家計を立て直すことに成功した。荒んだ自分の心を変えることによって、新しい日々を勝ち取ったのである。それからも彼女は、笑顔を絶やさぬようにしている、というわけである。人は幸せというものを、外の世界に求める傾向があるけれども、それは意外と、自分の中に隠れているんじゃないか。忙しい日々に追われて忘れがちになるけど、ちょっと立ち止まって、一度自分自身を見つめ直してみたら、幸せがポロッと顔を出すかもしれない……ナナちゃんの話を聞いていると、そんな風に思えてきました。まあそんな辛気臭い話は置いといて、このナナちゃんいろんなとこが性感帯っぽくて、マジでどこいじっても「いい気分」になるトンデモ淫乱女でした。「いい気分・ナナ」ちゃんで、あなたもいい気分になってみませんか？以上、ここまで読んでいただいた方、長らくのお付き合いありがとうございました。
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